『海宝直人のSmile Session ～出会いはタカラなり～』Vol.6～楽曲紹介～

マチ★ソワ主催のスペシャル配信イベント、『海宝直人のSmile Session～出会いはタカラなり～』Suppoted by fracora。1月14日より配信をスタートしたVol.6は、城田優さんをゲストにお迎えしています（1月20日23:59まで視聴可能、配信時間約100分）。

これまでコンサートでデュエットしたことはあっても、ミュージカル作品ではまだ共演経験がない城田さんと海宝さん。二人で初めてのセッションでは「日本のミュージカルの新たな未来を切り開きたい」という思いで意気投合！　熱いトークが繰り広げられました。

「Smile Session」では海宝さんのあたたかみのある歌声を堪能できるのも見どころの一つ。配信をさらにお楽しみいただけるように、城田さんが大感動した「海宝さんから城田さんに贈る一曲」など海宝さんの歌唱楽曲をご紹介します！

■オープニング曲
Cold Enough to Snow（作詞：スティーヴン・シュワルツ　作曲：アラン・メンケン）

海宝さんがリリースした名作ミュージカル・カバー・アルバム『Break a leg!』にも収録されているこの楽曲は映画『ライフ with マイキー』（1993年公開）から。マイケル・Ｊ・フォックスが元子役スターでしがないタレントエージェントのマイケル役を演じ、天才少女子役のアンジー（クリスティーナ・ヴィダル）と繰り広げるハートフルなヒューマン・コメディ映画で、マイケルと衝突したアンジーが出て行った後に流れる曲です。

スティーヴン・シュワルツ＆アラン・メンケンは、海宝さんが日本初演キャストを務めたミュージカル『ノートルダムの鐘』の作詞作曲コンビ。1995年公開の映画『ポカホンタス』に先駆けての共作でした。

雪降る街角を歩く情景が思い浮かぶような穏やかでやさしく、ちょっと切ないメロディ。多くのメンケン作品に出演する「アラン・メンケンの申し子」海宝さんならではの表現で、豊かな歌声が余韻を残します。

■ゲストに贈る曲
Mariage～君に贈る歌～（作詞：城田優　作曲：城田優・UTA）

俳優として活躍しながら、音楽活動も積極的に行っている城田優さん。最新アルバム『Mariage』では城田さんが新たな切り口でJ-POPをカバーしました。「城田さんが歌ったらどうなるのか」という組み合わせからの化学反応を『Mariage』というタイトルで表したそうです。このアルバムの最後を飾る『Mariage～君に贈る歌～』は作詞：城田さん、作曲：城田さん・UTAさんによる書下ろしオリジナルナンバー。海宝さんはこの曲を『Smile Session』恒例の「ゲストに贈る一曲」としてセレクトしました。ピアノ演奏の鎌田雅人さんのアレンジにより、「愛なんて言葉では全然足りない」ほどにあふれる想いを歌ったラブ・バラードをエモーショナルに歌い上げます。

曲のタイトルどおり、まさに「君に贈る歌」となった歌唱で、城田さんは海宝さんが歌い終わった瞬間にスタンディングオベーション！

海宝さんは「今までにないほど緊張した」と言いながらも「素敵な曲だったのでぜひ歌いたいなと思って、『Mariage』を歌わせていただきました」と語ります。「数年分くらいの幸せを貰った」「城田優のファンは絶対観た方がいい！」「海宝くんのファンは絶対キュンとすると思う」と、城田さんのテンションが大きく上がりました。

文／大原　薫(演劇ライター)
撮影／吉原朱美