受付は終了しました【先行抽選販売】ミュージカル『この世界の片隅に』

2024.02.19

産経新聞社のエンタメプロジェクト「マチ★ソワ」では、5月に日生劇場で上演されるミュージカル『この世界の片隅に』のS席チケットを特別価格で販売いたします。先行抽選販売のお申込みは2月26日（月）18：00から受付開始いたします。お申込み締切は、3月3日（日）23：59です。

受付は終了しました▼

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同作は、こうの史代さんの同名のコミックが原作。広島県出身のこうのさんが、丹念に取材を重ねて描き上げた「戦時下のふつうの人々の暮らし」。軍港・呉に嫁いだ少女が、新しい家族とともに生きていく姿を、時にユーモラスに、時に哀しく、穏やかな筆致で描きあげました。

どんな時代にもある市井の人々の喜びと哀しみを丁寧に紡いだ物語は人々の胸を揺さぶり、2009年の連載終了後も、スペシャルドラマ、連続ドラマと相次いで映像化されました。中でもクラウドファンディングで製作費を募り作られた片淵須直監督によるアニメ映画は、1133日連続でロングラン上映され、日本国内の映画館における中断日のない連続上映としては洋画・邦画含めて史上最長となりました。

そんな多くの人々の思いによって未来へと託されてきた作品が、今度は世界初のミュージカル化。楽曲を手がけるアンジェラ・アキさんのコメントからも、この作品を大切に音楽にのせて届けようという思いが伝わってきます。

主人公・浦野すずは昆夏美さんと大原櫻子さん。すずが嫁ぐ相手の北條周作役は海宝直人さんと村井良大さん、すずが出会う遊郭の少女、白木リン役を平野綾さんと桜井玲香さんがいずれもWキャストで演じます。脚本・演出はミュージカル『四月は君の嘘』などを手がけた上田一豪さん。人気と実力を兼ね備えたキャスト、スタッフで不朽の名作をお届けします。

アンジェラ・アキさんコメント

この度、『この世界の片隅で』ミュージカルに音楽担当として参加させて頂く事になりました。
ミュージカルの音楽作家になりたくて、10年前にアメリカの音楽大学に入学し、作曲を学び直しました。その学びの体験を経て、この素晴らしい作品に巡り会えた事を心から光栄に思っています。
そして、この作品の発表をもって日本での活動を再開させて頂きます。
シンガー・ソングライターとして曲を書くことと、ミュージカル音楽作家として曲を書くこと。その一番大きな違いは、視点です。シンガー・ソングライターとして曲を作るときは私の個人的な視点で書きますが、ミュージカルの場合はキャラクターの視点。そのキャラクターがどの場面で何を感じているのか、その視点になって、言葉ではなくまず音で考えてみる。そのときにどんな音が鳴っているのが正しいのかを探していく。難しいことではあったけれど、ものすごくやりがいを感じている自分がいました。
ミュージカルは総合芸術。関わる全員が答えを探し、何度も書き直したりしながら一緒に作品を作り上げる。この喜び、この経験は、一回やって“楽しかったな”で終われるようなものではありません。私は日本語にこだわりながら、ミュージカル音楽を一生作り続けていきたい。そう思っています。

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