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MUSICAL/PLAY

KERA CROSS第五弾『骨と軽蔑』 2024年2月23日~3月23日、日比谷・シアタークリエで上演決定!

現代日本を代表する劇作家のひとり、ケラリーノ・サンドロビッチ(KERA)氏の戯曲を、気鋭の演出家が新たに創りあげる連続上演シリーズ「KERA CRO SS」の第五弾、『骨と軽蔑』が、24年2~3月にかけて、東京・日比谷のシアタークリエで上演されることが発表になりました! 今回はKERA氏自らが演出を手掛けます。

宮沢りえ、鈴木杏、犬山イヌコ、堀内敬子、水川あさみ、峯村リエ、小池栄子……圧倒的存在感と華やかさを兼ね備えた女優七人が、カラフルにドレスアップして大笑いしている印象的なビジュアルですが、なんと、その背景は墓地……。

作品は「辛辣なコメディ」になるとのこと。「コメディと言っても、苦味の強い笑いが占めるかも」ということですが、この絵が象徴するような相反するものが混ざり合う世界になるのでしょうか。

足の裏が並ぶ、異様とも言えるビジュアルは公演チラシの表紙部分だそうで、こちらも印象的。

KERA氏と女優七人の贅沢な創作の機会に注目が高まります!
福岡、大阪でも上演。

作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

(チラシコメントより転載)
手練れの女優7人と一緒に辛辣なコメディを作ってみたい。会話劇だ。会話、会話、会話。今は一応コメディと呼んでおくけれど、作品を占める笑いは苦味の強いものばかりになるかもしれない。

2020年から2022年(それはコロナ禍と重なる)には原作モノひとつ含めて5本の芝居を書いた。その中には、心温まる群像劇や、家族で観て皆が笑顔で帰れるようなファンタジーもある。創りたくて創ったのだし、満足もしているが、2023年に入るとまったくそうした気分ではなくなっていた。軽いものを書こうにも己の気持ちに軽やかさが無い。それで、ズッシリと重く冷ややかな世界に美しさを探り、緊張感が支配する2本の芝居を書いた。

年が変わり、2024年になったらどんなものが書けるだろうか。ピリピリしてばかりはしんどいから、そろそろ少し軽くいきたい。公表されたビジュアルの通り、「居並ぶ墓石(の絵)を前にして楽しそうに笑う女たち」がイメージだ。そんな不謹慎を笑ってしまえるような舞台になるといいなあ。
今回は派手な仕掛けは使わないつもり。彼女たちの芝居が仕掛けだ。全力を注ぐ。よろしくお願い。

Stage Information

KERA CROSS第五弾
『骨と軽蔑』

作・演出/ケラリーノ・サンドロヴィッチ
企画・製作/東宝、キューブ

出演/宮沢りえ、鈴木杏、犬山イヌコ、堀内敬子、水川あさみ、峯村リエ、小池栄子

【東京公演】
2024年2月23日(金)〜3月23日(土):日比谷・シアタークリエ

【福岡公演】
2024年3月27日(水)~3月31日(日):博多座

【大阪公演】
2024年4月4日(木)〜4月7日(日):サンケイホールブリーゼ

公演公式サイトはこちら

KERA CROSS CROSS(ケラクロス)とは

演劇界での名だたる賞を立て続けに受賞し、2018 年秋には紫綬褒章を受章、2019 年には第26 回 読売演劇大賞 最優秀作品賞・優秀演出家賞を受賞するなど、その勢いがとどまるところを知らない、劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)の戯曲を、才気溢れる演出家たちが異なる味わいで新たに創り上げる連続上演シリーズ。2019年の第一弾『フローズン・ビーチ』(演出:鈴木裕美)、2020年の第二弾『グッドバイ』(演出:生瀬勝久)、2021年4~5月の第三弾『カメレオンズ・リップ』(演出:河原雅彦)、2021 年1 2 月~2022年2月第四弾『SLAPSTICKS 』(演出:三浦直之)と、上演を重ねてきた。

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