イ・ドヒョンさん初来日会見「日本で『ザ・グローリー』が、そしてヨジョンが愛されているんだなと実感した」

韓国発の大人気ドラマ「ザ・グローリー～輝かしき復讐～」に出演し注目を集める俳優、イ・ドヒョンさん（28）が初来日し、14日、東京都港区で会見を行った。

ドヒョンさんは同作で、いじめの復讐を果たそうとする主人公を支える医師ヨジョンを演じ、人気が沸騰。今回は韓国観光公社が同日夜に東京・高田馬場で開催する観光誘致イベント「韓国 DRAMATIC NIGHT」に出演するために来日した。

会見では、「ずっと日本に来たいと思っていたのでうれしい。緊張とときめきを味わっています」と初来日の喜びを語った。日本国内での自身の人気ぶりについては知らなったそうで、同イベントへの参加申し込みが定員の10倍にのぼったと聞き、驚いた様子。会見前日にタコ焼き店を訪れた際には、「僕だと気づいてくれた人がいて、本当に日本で『ザ・グローリー』が、そしてヨジョンが愛されているんだなと実感した」という。

根強いファンを持つ韓流ドラマだが、今年はブームのきっかけとなった大ヒットドラマ「冬のソナタ」の放送から20年。韓国観光公社でも「韓国ドラマ」をテーマのひとつとし、「K観光ロードショー」として、今回の「韓国 DRAMATIC NIGHT」など、東京など全国5都市でさまざまなイベントを展開している。

ドヒョンさんは、韓国ドラマの魅力について「いろんなジャンルの作品があるけれど、どれも恐れずにチャレンジする勇気を持っている。才能ある演出家や作家が俳優たちをリードしてくれており、俳優たちも演技の力や幅がある。自分自身もそんな俳優になれたらと思っています」と語った。

会見の前半では、韓国のパク・ボギュン文化体育観光部長官も登壇。「日韓の若者たちの文化交流はますます活性化している。互いの国について深く知るその土台になるのが観光。韓国では心動かされる体験がたくさんある。韓国風の言い方をすると『モトをとれる旅行』になるはずです」とアピール。ドヒョンさんもオススメのスポットとしてソウル市内を流れる漢江（ハンガン）をあげ、「犬の散歩をしている人がいたり、とてもアットホームな場所。ほかにも江原道（カンウォンド）の海なども素晴らしい。『モトをとれる以上』の経験になるはずです」と韓国観光の魅力をPRした。

ちなみにキムチチゲやビビンバなど、オススメグルメもあげてくれたドヒョンさんだが、自身は辛いものは苦手。「醤油ベースのものや、唐辛子にも辛くないものがあるので大丈夫ですよ！」だそう。

取材・文／塩塚 夢（産経新聞社）
撮影／吉原朱美

イ・ドヒョン氏、初来日会見動画｜マチ★ソワChannel