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COLUMN

【#22】フランキーへの思いをのせる「Cry for me」(ジャージー・ボーイズ)|東啓介と聴活♪

「聴活♪」初のイベントを、クリスマス(12月25日)に開催することが決まりました! 皆さまの前で歌を披露するイベントは久しぶり!  いま準備を進めていますので、ぜひ楽しみにしていただけたらと思います。

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(左から)ボブ・ゴーディオ/東啓介、トミー・デヴィート/藤岡正明、フランキー・ヴァリ/中川晃教、ニック・マッシ/大山真志(写真提供/東宝演劇部)

さて、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』の幕が開けました。2年前にコンサートバージョンとしてやらせていただきましたが、ついにミュージカルとしてお見せすることができます。ぼくは、トミー、フランキー、ニックのグループ「スリー・ラバーズ」(後の「フォー・シーズンズ」)に最後に加入するボブ・ゴーディオ役を務めますが、加入のきっかけとなった曲が、今回ご紹介する「Cry for me」。この曲で3人とセッションしなかったら、フォー・シーズンズが生まれることはなかったんです。

ボブにとってとても大事な1曲ですが、実はボブ役の俳優が一度は苦戦する歌、とも言われています。ぼくもオーディションなどで何回か歌わせてもらっていたのに、稽古始めは特に苦戦しました。ゆっくりした曲で、キーも最初は低いので、ウェットに始めてクラシカルに歌い上げてしまいがちなんですが、実際はポップに、さらっと歌わないといけない曲なんです。ミュージカルの歌はどうしても歌いあげる方に行きがちなので、その歌い分けが最初は難しかったです。

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写真提供/東宝演劇部

4人でハーモニーを合わせるのも大変でした。「Cry for me」の「ミー」は特に音程が取りづらく、下がりやすいんです。正確なピッチ、正確な音程で歌わないと、皆の歌声が合わない。「涙は」という部分も、深く潜りすぎると、後半に皆が集まったときのポップさが失われてしまう。高音も軽く歌わないとハーモニーに合わないですし、ひとりで歌う部分でも全体のことを考えないといけない。稽古場では、少しでもずれると、「何か違わない?」とすぐにコーラス合わせが始まっていました。

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フランキー/中川晃教(右)、ボブ/東啓介(写真提供/東宝演劇部)

演出の藤田俊太郎さんは、「この曲はフランキーへのラブソングだ」という解釈を教えてくれました。ボブは初めてフランキーを見たとき、「この人のために曲を書きたい」と思った。「ぼくのために泣いておくれよ」などの歌詞からは、「フランキーのために曲を書くから、どうかぼくにゆだねてくれないか」というボブの感情が込められているんじゃないか。そう思いながら歌っています。

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    フランキー/中川晃教
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    トミー/藤岡正明
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ボブ/東啓介(左)、ニック/大山真志(写真提供/東宝演劇部)

チームBLACKには、初演からのメンバーが2人いらっしゃって、アッキーさん(中川晃教さん)も、まささん(藤岡正明さん)も、気になったところは「1回、ここ合わせない?」とすぐおっしゃってくださる。ニック役のまさしさん(大山真志さん)もぼくも、これまでソロで歌う作品が多く、クラシックなコーラスしか経験していなかったので、4人のリズムを合わせ、ピッチを合わせ、音の広がりを合わせて、という作品は初めて。「やっぱ大変だよね」と話しながらも、もう少し上、もう少し下、もう少し強く、と練習を繰り返す稽古場は、すごくいい雰囲気でした。2年前にコンサートバージョンをやれたのも、音楽面からみると良かったですし、関係性がすでに出来上がっていたので稽古にも入りやすかったですね。アッキーさん、まささんが積み上げてきたものと、ぼくらが新たに思ったことの融合が、チームBLACKだと思います。

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写真提供/東宝演劇部

ただ、10月24日にはフランキーシャッフルがあるんです。おもしろい化学反応になるとは思うんですが、声を出すきっかけだったり立ち位置だったり、4人で作り上げた形があるので、それが変わっちゃうのか心配もありつつ…。どうなるのか、楽しみにしていてください(笑)。

稽古では、作品の時代背景や、「春夏秋冬」というテーマについても深掘りしました。この作品が作られたとき、ニックはもう亡くなっていたそうです。つまり、これはニックへの追悼、ニックのための作品になっているんじゃないかと藤田さんがおっしゃって。春はトミーから見た2人、夏はボブから見た3人、秋はニックから見た3人、と物語は一本につながっているのに見える世界が違うのも、面白いところです。僕が演じるボブは、「秋」ですごく冷酷な部分を見せるんですけど、ここまで冷たくて大丈夫かと心配していたら、藤田さんが「ニックから見たボブはそう見えているから大丈夫」と。春夏秋冬、シーズンが切り替わるごとに見せる部分が変わるのは、役作りの面でもおもしろいです。人間にはいろんな側面があるし、切り取る部分で見え方が変わっても、その役自体が変わるわけではないんです。

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ボブ・ゴーディオ/東啓介(写真提供/東宝演劇部)

今回は台本も少し改訂され、劇場も大きくなりました。バランサーであり、リーダーであり、誰よりクレバーで周りがよく見えていると思われがちなボブが、意外と子供で、自分がこうだと思ったら貫き通す人間だと知ったのも、今回の発見です。ニュージャージー出身ですし、ボブだって走り出したら止まらない、自分を曲げない熱い男なんです。そんなボブを演じられるのは幸せですし、皆さんにも、夏から秋、秋から冬、と変わっていく彼の姿を、存分に楽しんでいただきたいと思います!

聞き手/道丸摩耶(産経新聞)
舞台写真提供/東宝演劇部

今月の聴活♪SONG

『Jersey Boys』♪Cry for me

10月29日(日)まで日生劇場にてミュージカル『ジャージー・ボーイズ』上演中。
ぜひ、劇場で「聴活♪」を!
※公演スケジュール・詳細は本公演公式サイトへ
https://www.tohostage.com/jersey/ticket.html


東啓介(Higashi_Keisuke)
1995年7月14日生まれ。2013 年デビュー。『5DAYS 辺境のロミオとジュリエット』『命売ります』『Color of Life』 などの作品で主演を務める。近年はミュージカル界の新星として頭角を現している。2020年11月にはファーストソロコンサートも開催。 最近ではミュージカル 『イン・ザ・ハイツ』 (神奈川・大阪・名古屋・東京公演)やミュージカル 『マタ・ハリ』 に出演。映像作品でも、NTV「ウチの娘は、彼氏が出来ない‼︎」やTBS火曜ドラマ「ファイトソング」などに出演し話題に。 2022年10月29日まで日生劇場にてミュージカル『ジャージー・ボーイズ』にボブ・ゴーディオ役で出演中。映像では、TX 木ドラ24 「チェイサーゲーム」魚川貴央役で、 MBS 「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」に肉蝮役で出演中。

東啓介がセルフプロデュースした写真集「何色」発売中!
詳細は>>>Amazon

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Stage Information

ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』

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脚本:マーシャル・ブリックマン&リック・エリス
音楽:ボブ・ゴーディオ
詞:ボブ・クルー
演出:藤田俊太郎

出演:中川晃教、花村想太、藤岡正明、尾上右近、東 啓介、有澤樟太郎、spi、大山真志 ほか

会場:日生劇場(東京都)
製作:東宝/WOWOW

公演公式サイトはこちら

【Story】

はじまりはニュージャージー州の貧しい片田舎。
“天使の歌声”を持つフランキーは、成功を夢見る兄貴分のトミーと ニックのバンドグループ に 迎え入れられる。 早速3人での音楽活動をスタートさせるが、フランキーの歌声をもってしてもグループには未だ何かが欠けていた。
鳴かず飛ばずの日々が続く中、作曲の才能溢れるボブが加入する。フランキーの歌声に魅了されたボブは、その声のために曲を書きたいと思うのだった。しかし金もコネもない彼らを待っていたのは 過酷な下積み生活。そんな中でも彼らは自分たちの音楽を磨き、それぞれの才能を開花させていく。そしてついにボブの楽曲と4人のハーモニーが大物プロデューサーの目に留まった。彼らは「ザ・フォー・シーズンズ」としてレコード会社と契約し、《Sherry》をはじめとする全米ナンバー1の楽曲を次々と生み出していく。ヒット曲につぐヒット曲、長期にわたるツアーで、家族を顧みずに酒と遊びを繰り返す日々が続く。富も名声も手にしたはずの4人だったが、輝かしい活躍の裏では、莫大な借金やグループ内の確執、家族の不仲など、様々な問題が勃発し、彼らの固い絆を蝕んでいった。それらはやがて取り返しのつかない大きな軋轢となり、グループを引き裂くのだった。
成功と挫折。あまりに劇的な春夏秋冬を駆け抜けていく4人がその先で見たものとは―。

『東啓介と聴活★Christmas Special Event 2022』

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日時:12月25日(日) 12時45分開場、13時30分開演
会場:大手町三井ホール(東京都千代田区大手町121)
内容:トーク&歌(6曲予定)

出演:東啓介
ゲスト:田代万里生
演奏:鎌田雅人(Piano、編曲)、Anna(Violin)

協力:ワタナベエンターテインメント、ホリプロ
企画・主催:産経新聞社

料金:SS席(最前列3列)12,000円、S席 8,000円
※購入者全員プレゼント、SS席購入者プレゼントの内容は下記「特典」コーナー参照
※当日会場にてドリンク代「600円」別途必要

【東啓介FC先行抽選販売】

申し込みは「We!プレ」へhttps://wepremium.jp/t/1798/

※受付終了しました※

受付締切:10月16日(日) 23:59
当選発表:10月25日(火)
申込対象:「We!プレ」スタンダード会員(有料)
※ローソン・ミニストップ店頭入金/クレジットカード決済。当選確認後、チケットお受取り後のお客様都合による変更・払い戻し不可
※チケットはローソン・ミニストップ店舗発券

【マチ★ソワ販売】

◆先行抽選販売(イープラス)
受付期間:10月28日(金)〜11月3日(木)
当選発表:11月8日(火)
※クレジットカード決済のみ。当選と同時に決済。決済完了後、お客様都合による変更・払い戻し不可
※チケットはコンビニ発券

※受付終了しました※

◆一般販売(イープラス)
11月12日(土)正午~(先着販売)

【特典】

購入者全員プレゼント

a)東啓介撮りおろし「Christmasカード」
b)限定公開・音声コンテンツ「聴活SP★啓介&万里生の楽屋コメント」
※本イベント終了後にお二人のコメントを収録

■SS席購入者プレゼント

a)東啓介撮りおろし写真「クリアファイル」※東・直筆サイン入り
b)オリジナルデザイン「Tシャツ」※東・直筆サイン入り
c)本イベント写真データ・5枚 ※東ソロショット3枚+ツーショット2枚(予定)
d)限定公開・音声コンテンツ「聴活SP★東啓介のここだけ話(予定)」

※上記プレゼントは当日会場にてお渡しとなります

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