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『海宝直人のSmile Session 出会いはタカラなり』Vol.7楽曲紹介

2022.04.26

マチ★ソワWEB主催のスペシャル配信イベント、『海宝直人のSmile Session出会いはタカラなり』Supported by fracora。第7弾は、望海風斗さんをお迎えして「歌コーナー拡大版スペシャル」でお届けしています！（4月30日23:59まで視聴可能、配信時間約120分）。

ミュージカル界でも屈指の歌唱力の持ち主である望海さんと海宝さんの歌声をたっぷりと堪能いただけます！　配信をさらにお楽しみいただけるように、望海さんと海宝さんのデュエットやソロナンバー、さらに「海宝さんから望海さんに贈る一曲」について紹介します。

（写真右から）望海風斗さん、海宝直人さん、ピアノ／森亮平さん

♪Something More（邦題：それ以上の……）
作曲：Frank Wildhorn　作詞：Jack Murphy　日本語訳：竜真知子
ミュージカル『ルドルフ　ザ・ラスト・キス』より

オーストリア皇太子ルドルフがマイヤーリンクで男爵令嬢マリー・ヴェッツェラと心中した事件を題材に描いた作品。ウィーン発のミュージカルですが、2006年ハンガリーで初演されています。

「明日への階段」など今も歌い継がれる名曲の宝庫の中で、望海さんと海宝さんのデュエットソングとして選ばれた「Something More」。ある舞踏会で出会ったルドルフとマリーが昔から互いを知っていたかのような不思議な感覚を覚え、瞬く間に惹かれ合う気持ちを歌います。巨匠フランク・ワイルドホーンの流麗なメロディーに乗せて、二人の歌声が重なり合うケミストリーから新たなドラマが生まれます。

♪Mamma Mia!（邦題：マンマ・ミーア！）
作詞・作曲：Benny Andersson　Bjrn Ulvaeus　Stig Anderson　
日本語版歌詞：浅利慶太
ミュージカル『マンマ・ミーア！』より

スウェーデンの出身の人気ポップグループABBAの名曲22曲で綴られたミュージカル『マンマ・ミーア！』。若い花嫁になろうとするソフィーが結婚式の前夜、父親の正体を探ろうと、母ドナの元恋人3人を呼び出したことから騒動が起こって……。家族と友情を描き、愛と笑いにあふれるミュージカルには前向きなパワーがあふれています。既存の楽曲で構成する「カタログ・ミュージカル」「ジュークボックス・ミュージカル」の先駆的な作品としても有名です。

望海さんが選んだのはタイトル曲「マンマ・ミーア！」。ドナがかつての恋人3人と再会するシーンで歌われる楽曲です。「マンマ・ミーア！」と驚くドナが過去の辛い記憶を乗り越え、熱い思いがほとばしる様がアップテンポに繰り広げられています。聴く人すべてを元気づける、望海さんのパワーソング！

♪So Close（邦題：そばにいて）
作曲：Alan Menken　作詞：Stephen Schwartz　日本語訳：高橋知伽江
ディズニー映画『魔法にかけられて』より

アニメーションの中のおとぎの国で暮らすプリンセス・ジゼルが現代のニューヨークに迷い込んだことから始まる奇想天外なラブストーリーを描くディズニー映画『魔法にかけられて』。この曲は、ジゼルと現代のニューヨーカー、ロバートがパーティーでダンスを踊るシーンで歌われています。

海宝さんはソロ・メジャーデビューアルバム『I wish. I want. NAOTO KAIHO sings Disney』で、望海さんはアルバム『TAKARAZUKA plays Disney』でこの曲を歌っているという共通点をお持ちです。

アラン・メンケン作曲の作品に数多く出演し、「アラン・メンケンの申し子」とも呼ばれる海宝さん。こんなに近くにいるのに、触れ合うことができない……切なくもどかしい思いを祈りへと昇華させる美しい歌声が胸を打ちます。

♪You Are My Own（邦題：お前は私のもの）
作詞・作曲：Maury Yeston 　日本語訳：中村一徳
ミュージカル『ファントム』（宝塚歌劇版）より

『ファントム』はガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』が原作で、脚本アーサー・コピット、音楽モーリー・イェストンにより、オペラ座の地下に住むファントム＝エリックを描く傑作ミュージカル。望海さんは宝塚歌劇団雪組公演でエリック役を演じ、豊かな歌唱力でエリックの葛藤や音楽への純粋な想いをドラマティックに表現。エリックは宝塚歌劇団での望海さんの代表作となりました。一方、海宝さんはかつて『ファントム』（梅田芸術劇場版）にシャンドン伯爵役で出演した経験があります。二人を繋ぐ絆の一つである『ファントム』から、今回はエリックとオペラ座の前支配人キャリエールとのデュエット「You Are My Own」を宝塚歌劇版の歌詞で披露しました。

作品中では後半のクライマックスで歌われる楽曲。望海さんのエリックが再降臨し、海宝さんが初めてチャレンジするキャリエールの歌声と重なって、深い感動を呼び起こすデュエットとなりました。

ピアノ演奏は、2019年上演の『ファントム』で音楽監督を務めた森亮平さん。誰よりも『ファントム』の楽曲を熟知する森さんによるピアノにもぜひご注目ください。

♪夢をあつめて
Produced by ナオト・インティライミ
作詞：ナオト・インティライミ、わたなべだいすけ（D.W.ニコルズ）
作曲：ナオト・インティライミ
編曲：ナオト・インティライミ、木内友軌

海宝さんが望海さんへ贈る曲として選んだこの曲は、ナオト・インティライミさんが望海さんのために書き下ろしたバラード。元々は2020年4月5月に開催予定のコンサート『NOW! ZOOM ME!!』で歌われる予定がコロナ禍のため公演中止（のちに同年910月開催）となり、音楽配信で初公開となりました。「大変な時期だからこそ、多くの方に夢を持っていただきたい」という望海さんの思いがあふれる歌はiTunesチャートで1位を獲得するなど広く注目を集めました。
　
望海さん以外の人が歌う「夢をあつめて」はこれが初披露となります。「まさか歌ってもらえるなんて！　ナオトさんの曲を直人さんが歌ってくれた！」と望海さんも感激のご様子でした。