日本を熱狂の渦に巻き込んできたブロードウェイミュージカル『キンキーブーツ』が、来年4月東京、5月に大阪で再演されることが発表されました。
同作は2013年、トニー賞6部門を受賞。本作は、経営不振に陥った老舗の靴工場の跡取り息子チャーリーがドラァグクイーンのローラに出会い、差別や偏見を捨て、ドラァグクイーン専門のブーツ工場として再生する過程が描かれた同名イギリス映画(2005年公開)をミュージカル化。シンディ・ローパーのパワフルで最高に魅力的な書き下ろしの楽曲の数々が大きな話題を集め、今なお人気を集める大ヒット作品です。
日本では、2016年に初演。3度目の再演となる今回は、チャーリー役に190cmの身長と高い歌唱力を誇り、ミュージカル『ラグタイム』への出演のほか、ドラマ「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」などの映像作品でもたびたび話題を呼んでいる東啓介さんと、ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』、舞台『キングダム』など話題作に立て続けに出演し、2025年2月にはミュージカル『ヒーロー』での主演も決定するなど1作品ごとに魅力を増している有澤樟太郎さん。
ドラァグクイーンのローラ役には、映画『偶然と想像』が第71 回ベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞、ミュージカル『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』に出演するなど活躍がめざましい甲斐翔真さんと、アーティストとして活動しながら『ジョジョの奇妙な冒険ファントムブラッド』にも出演し幅広い役柄で観客を魅了、2025年1月のミュージカル『ケイン&アベル』への出演も控える松下優也さん。
靴工場で働く従業員のローレン役は、今秋放送のNHK 連続テレビ小説「おむすび」へも出演が決定している田村芽実さんと、ドラマ、映画、舞台など幅広く活躍し、NHK 連続テレビ小説「ブギウギ」にてリリー白川役を好演中の清水くるみさんが演じます。
チャーリーのフィアンセであるニコラ役には、2019 年『レ・ミゼラブル』のコゼット役に最年少で抜擢され、その後も活躍めざましい熊谷彩春さん。靴工場の現場主任ドン役を今年7 月にはミュージカル『モダン・ミリー』、10 月には『CLUB SEVEN another place』への出演が決定し、活躍の幅を広げている大山真志さん。そして、工場長ジョージ役は過去3 回の『キンキーブーツ』で同役を演じている ひのあらたさんが新キャストを支えます。
自他の境界があいまいな現代において、「ありのままの他人を受け入れる」ことの大切さを教えてくれる本作。次世代ミュージカルスターたちとともに、新たなステージを迎えます。
Stage Information
ブロードウェイミュージカル『Kinky Boots』
脚本 :ハーヴェイ・ファイアスタイン
音楽・作詞 :シンディ・ローパー
演出・振付 :ジェリー・ミッチェル
日本版演出協力・上演台本 :岸谷五朗
訳詞 :森雪之丞
出演:
チャーリー・プライス:東 啓介 ・ 有澤樟太郎
ローラ / サイモン:甲斐翔真 ・ 松下優也
ローレン:田村芽実 ・ 清水くるみ
ニコラ:熊谷彩春
ドン:大山真志
ジョージ:ひのあらた
パット:飯野めぐみ
トリッシュ :多岐川装子
ハリー:中谷優心
エンジェルス :穴沢裕介、佐久間雄生、シュート・チェン、大音智海、工藤広夢、轟 晃遙
エンジェルス/スウィング :本田大河、長澤仙明
サイモンシニア:藤浦功一
ミスタープライス:石川 剛
リチャード・ベイリー :聖司朗
マージ:舩山智香子
マギー:伊藤かの子
ジェンマ・ルイーズ :熊澤沙穂
フーチ:竹廣隼人
マット:趙 京來
ほか
日程・会場
【東京公演】2025 年4 月27 日(日)~5 月18 日(日) 東急シアターオーブ
【大阪公演】2025 年5 月26 日(月)~6 月8 日(日) オリックス劇場