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【製作発表記者会見】ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』▷「痛みを喜びに」

来年2月に東京・丸の内の帝国劇場で開幕するミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』の製作発表記者会見が11月16日、都内のホテルで行われました。主人公ジョナサン・ジョースター(通称ジョジョ)をWキャストで演じる松下優也さん、有澤樟太郎さんをはじめとしたメインキャストが集結。意気込みを語りました。

同作は、荒木飛呂彦氏による同名コミックが原作。シリーズ累計1億2000万部を誇る世界的な人気作として、これまでアニメや映画など、数々のメディアで展開されてきましたが、今回は世界初の舞台化です。

製作:東宝 ©荒木飛呂彦/集英社

会見では、まず演出・振付を担当する長谷川寧さんが「初の舞台化ということで期待されている方が多い。この作品に携われることを光栄に思います。今日初めてみんなが揃ったんですが、こうやってみなさんの顔を見ていても、なんて面白そうなキャストなんだろうとテンションが上がっています。自分自身はもともとミュージカル畑ではないので、違ったアプローチで新しいミュージカルをつくっていきたいと思っています。かなりフィジカルを使ったタフな作品になるのでは。ここにいる人たちだったら面白いものができると確信しています」と挨拶。

次に、松下さんが「みなさん、元気ですか!」と会場を盛り上げ、「初めてみなさんが勢ぞろいした様子に、僕自身もすごくワクワクしています」と話しました。さらに、原作の中で印象的なセリフを聞かれると、「『痛みがあるからこそ、生がある。痛みがあるから喜びを感じられる』というようなセリフが特に心に残っています。今回の芝居にも通じるなと。初めての試みなので、絶対に大変なこと、痛みも出てくる。その痛みを喜びにかえていけたらいいなと思います」と決意を語りました。

有澤さんは「ジョジョという役を演じたい人が何人いるだろうかと思うと、身が引き締まる気持ちでいっぱいです。なんといっても世界初演。帝劇から始まり、北海道、兵庫と、スケール感半端ない規模でジョジョをお送りします。スケール感を大切に、お客さまの思いも感じながら、熱いハートで演じきりたいです」と意気込みました。

ジョジョの宿命のライバル、ディオを演じる宮野真守さんは「ジョジョがミュージカルになると聞いて驚きました。その中でディオという重要な役を演じられて光栄です。こうやってキャストを見渡すと、みんなジョジョ顏をしている。この濃いメンツでジョジョをお届けしたいです」。

最後は、ジョジョの父のジョースター卿を演じる別所哲也さんが「運命とは何か、生きるとはなにかが詰まった深い作品。音楽も、衣裳も、ひとつひとつがキラキラと輝いている。どう結晶になるのか。みなさんと一緒にこの作品を冒険したい」と締めくくりました。

演出プランについて、長谷川さんは「19世紀のイギリスが舞台ということで、産業革命など社会的な背景がある。ファンタジーですが、なにかリアルなものを持って帰ってもらえるものになれば」と語りました。今回は音楽を『1789-バスティーユの恋人たち-』など数々の名作をうみだしたフランスの世界的作曲家、ドーヴ・アチアさんが手掛けることでも話題ですが、楽曲は松下さんが「かっこいいです。なんというか…かっこいいです!」と絶賛するほどの仕上がりだとか。

この日初めて揃ったとは思えないほど、軽妙な掛け合いも織り交ぜながら、終始和やかに進んだ会見でした。マチ★ソワでは、松下さんと有澤さんの対談の様子も後日お届けします!

取材・文/塩塚 夢(産経新聞社)

Stage Information

ミュージカル『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』

原作:荒木飛呂彦 「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社ジャンプ コミックス刊)
演出・振付:長谷川寧
音楽:ドーヴ・アチア
脚本・歌詞:元吉庸泰

出演:松下優也/有澤樟太郎(Wキャスト)、宮野真守、清水美依紗、YOUNG DAIS、東山義久/廣瀬友祐(Wキャスト)、河内大和、島田惇平、コング桑田、別所哲也ほか

【東京公演】帝国劇場
2024年2月6日(火)~28日(水)

【札幌公演】札幌文化芸術劇場hitaru
2024年3月26日(火)~30日(土)

【兵庫公演】兵庫県立芸術文化センターKOBELCO 大ホール
2024年4月9日(火)~14日(日)

公演公式サイトはこちら

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販売は終了しました

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