【#6】韓国語レッスン ｜加藤和樹の #だからKOREA

アンニョンハセヨ！　加藤和樹です。
韓国に興味津々の僕による連載コラム、加藤和樹の『＃だからKOREA』にようこそ！　コラム６回目のテーマは……少しでもハングルを覚えたくて韓国語講座をお願いしました。教えてくださる先生は、韓国の人気俳優やK-POPスターのファンミーティングの司会などでも活躍されているキム・テイさん。韓国好きの皆さんはよくご存知かもしれませんね。なんと贅沢！　頑張らねば俺！　ということで、背筋を伸ばしてパソコンの前にスタンバイ。テイさんは韓国にいらっしゃるので、リモートでのマン・ツー・マン・レッスンです。

本当の初めの一歩、ハングルの母音、子音の読み方、発音の口の開け方、なぜそのように成り立っているのか…といった詳しい説明を、先生は柔らかな口調でじっくりと時間をかけて教えてくださいました。覚えましたよ～、カナダラマバサ、アジャチャッカッタッパッハ！（注：子音の覚え方です）簡単な挨拶や例文にしても、単に丸暗記して覚えるのではなく、言葉と言葉がこう組み合わされているからこの意味になるんだな～と、ちゃんと一つずつ理解しながら進んでいくので、楽しくてしょうがないっ！　気づけば2時間たっぷり、でもあっという間に感じた、とても有意義な時間でした。

母音と子音を組み合わせたハングルの24文字は、一応読むことは出来るように準備して臨んだんですけど、文字は読めてもその意味を理解しないと先には進めないですよね。今回はそれよりも前の段階、言葉の成り立ち、その理由を教えていただいて、自分の中でとても明確に理解できたと感じられました。ここから次のステップへ、テキストなどで勉強していけばいいんだなと。いやあ～、久しぶりに集中して知識を脳に入れる作業をしましたね（笑）。

セリフを覚えるのとは違う疲れ方で、“学ぶ”ことの楽しさを存分に味わいました。もちろん、そんなにすぐに喋れるようにはならないけど、覚えたものをどんどん使っていくことが大事だなと。先生もおっしゃっていましたけど、大人は覚えても覚えても、すぐに忘れていっちゃう（笑）。とにかく何回も何回も繰り返して、頭に叩き込んでいくしかないですね。覚えたものから少しずつ、日常でも使っていく。

そこで、先生が提案してくださった“独り言”。韓国語で独り言を言うのが癖になれば勝ちだな、と思いましたね。そこまでいけば、ほぼ身についているってことだから。独り言をどんどん増やしていくようにしたい。あとは、やっぱり英語と違ってまだ口が慣れていないので、発音が難しい。でも今回のレッスンで発音の違いについてもよく分かったので、今後、発音の聞き取りも面白くなりそうだなという気がしています。

講師は、キム・テイ（金泰希）さん。日本に留学し、日本語を学ぶ。女優として舞台を中心に幅広く活躍するとともに、韓国の俳優・アーティストのファンミーティングなど、数多くの日韓イベントのMCもつとめる。NHK教育テレビ「アンニョンハシムニカハングル講座」、放送大学「韓国語講座」にも出演。『キム・テイのカジャカジャ！韓国!! 韓国語で私らしい旅をする』など著書多数。

当面の目標は、韓国に行けるようになったら現地でご飯を食べに行った時に、お店のメニューをちゃんと読めて、理解して、韓国語で注文できるようになること。まずはそれを目指したいですね。そして、韓国にいる友人やミュージカル俳優の方々と会話をすることかな。そこに到達するにはかなり時間がかかると思うけれど、焦らず、一歩ずつ。韓国の大切な友人、KoNさんとは英語で会話しているんですけど、KoNさんも日本語を勉強していて、今は僕の韓国語よりもKoNさんの日本語力のほうが全然リードしていますね。よし、追いかけていくぞ～（笑）。

年末には『キング・アーサー』の稽古も始まるだろうし、韓国とはこれからもまだまだ深いつながりが出て来るだろうと思っています。韓国ご飯も、韓国ミュージカルも好きですし、KoNさんのような素敵な友達もいる。少しずつでも言葉が理解出来るようになれば、きっと、もっと楽しくなるだろうな……って今、すごくワクワクしています！

さて、次回ははたしてどんな出会いが待っているでしょうか!? 皆さんも楽しみに待っていてくださいね。

聞き手／上野紀子(演劇ライター)
撮影／吉原朱美

加藤和樹（KATO KAZUKI）

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album『Rough Diamond』でCDデビュー。毎年CDリリースや単独ライブ、全国ライブツアーを実施するなど、音楽活動を精力的に行っている。2009年韓国、台湾、中国でCDデビューを果たす。俳優としてはドラマ・映画・舞台のほか、ミュージカルや声優としても活躍している。2022年2月3月『冬のライオン』、5月6月ミュージカル『るろうに剣心　京都編』に出演。9月10月舞台『裸足で散歩』で主演、2023年1月ミュージカル『キングアーサー』に出演する。
第46回(2020年度)菊田一夫演劇賞受賞。

【TOPIC】
第4弾デジタルシングル「Fight」7月20日配信スタート！
詳しくはhttps://www.teichiku.co.jp/artist/kato-kazuki/へ