【#5】ウェルネス ｜加藤和樹の #だからKOREA

アンニョンハセヨ！　加藤和樹です。

韓国に興味津々の僕による連載コラム、加藤和樹の『＃だからKOREA』にようこそ！　コラム５回目のテーマは、“ウェルネス”＝より良いライフスタイル…ってところから発展して、韓国での癒しについて考えてみたいと思います。“癒し”で僕がまず思い浮かんだのはサウナやマッサージなんですが、韓国旅行の楽しみの一つとして、スパとかエステを満喫している人も多いんじゃないでしょうか。僕は以前台湾でシャンプーしてもらったことがあったんですが、韓国でのマッサージはまだ未体験なんですよね。韓国のミュージカル俳優さんたちが受けているマッサージとかリフレッシュ法、ぜひリサーチして体験してみたいですね。

ボディ・メンテナンスについてはどうしているのかな～とすごく気になっているんです。聞いた話によると、ガラスのカップを背中などに吸着させる“カッピング”、あれ、韓国のスパでもやれるらしいですね。僕も肩を痛めた時に整体師さんにやってもらったことがあるんです。毒素が全部出るので、腰や背中が本当に楽になるんで、行けるようになったら韓国でも絶対にやってみたい！　一週間か十日くらい血を吸い上げた痕が残ることは覚悟しないといけませんけど（笑）。

韓国のエステや皮膚科、整形外科のメンテナンスなど、女性は結構気軽に受けられていると思うけど、なかなか男性は行きづらい。韓国のミュージカル俳優さん、会う人皆、肌がきれいだから僕も韓国のエステはすごく興味ありますね。韓国といえばアカスリ含めて絶対にエステも行っていると思うんですよ。

癒しといえば、昨年10月の韓国観光公社主催“秋祭り”イベントでリモート・トークしたKAIさんが教えてくれた、済州島の風景も思い出されます。KAIさんはご自身の心の平穏のために、ソウルとは別に済州島にもご自宅を構えて、大好きな自然に囲まれる暮らしを大事にされているんですよね。

チェジュ島の城山日出峰（ソンサンイルチュルボン）とアジサイ。写真提供／韓国観光公社

なかなか簡単に出来ることではないけれど、そうした時間を自分でちゃんと作るのが、とても素敵なことだなと。仕事が忙しいのはありがたいことなんですが、忙し過ぎることで失ってしまう何かはきっとあると思うんです。心に余裕があると、絶対にそれが表情にも出て来ますしね。「そうは言っても出来ない」とすぐにあきらめてしまうのではなく、心と体をリセットする環境を自ら作っていく。その選択をしたKAIさんは素晴らしいなと思いましたね。世の中はまだまだ油断出来ない状況だけど、徐々に温泉とか行けるようになるといいな～。そう、僕まだソウルだけで、韓国の地方に行ったことがないんですよ。韓国の海もまだ見ていないな～と思って、いつか釜山とかも行ってみたいです。

そういえば、昨年の“秋祭り”イベントに続いて、この3月にも“春祭り”イベントに、今回はゲストとしてお招きいただきました。このイベントでは最初に韓国ミュージカルの上映があって、その後のトークコーナーにお邪魔したんですけど、来てくださったお客さんたち、さすがに韓国、そして韓国ミュージカルに関心の高い方が集まっていて驚きましたね。質問してみると、僕よりもたくさんの作品をご覧になっている方がすごく多かった。そうした方々が今、なかなか韓国に行けない気持ちを察すると、このようなイベントに僕自身、参加させていただけたことがすごく嬉しいです。

自分もミュージカルをやっていなければ、こうして韓国ミュージカルに触れる機会はなかったと思うので、いろんな出会いや巡り合わせにやっぱり感謝ですよね。今後また韓国に行けるようになった時は、たとえば韓国の演劇街、大学路を巡るツアーなどに参加させていただいて、皆さんと一緒に楽しめたらいいな…なんて希望も出て来ました。素敵なカフェで皆でディスカッションしたり、それこそ僕が韓国の俳優さんにインタビューするトークショーが出来たら…とか、いろんな可能性を広げていきたいので、今回のイベントに参加してくださった方や今後参加してみたいと思っていらっしゃる方には、ぜひ期待していただけたらと思います。

僕自身、韓国ミュージカルに憧れを持ちつつも、負けたくないという気持ちもあって（笑）、日本と韓国がそうやってお互いに高め合っていける存在でいられたらと思うんですね。もちろん韓国の俳優さんたちにも日本に来てほしい。そういう交流がもっと増えたらいいなと、今回のイベントを通して思いました。

さて次回は、そんなさまざまな希望を叶えるためにも一歩踏み出しますか?!（笑）。楽しみにしていてください！

聞き手／上野紀子(演劇ライター)
撮影（加藤和樹）／吉原朱美

加藤和樹（KATO KAZUKI）

2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album『Rough Diamond』でCDデビュー。毎年CDリリースや単独ライブ、全国ライブツアーを実施するなど、音楽活動を精力的に行っている。2009年韓国、台湾、中国でCDデビューを果たす。俳優としてはドラマ・映画・舞台のほか、ミュージカルや声優としても活躍している。2022年2月26日3月15日『冬のライオン』に出演。5月6月ミュージカル『るろうに剣心　京都編』、2023年1月ミュージカル『キングアーサー』に出演することが発表された。
第46回(2020年度)菊田一夫演劇賞受賞。

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加藤和樹 15年の集大成『加藤和樹15周年スペシャルライブfun-filled day』
フジテレビTWOで独占放送決定！
放送日時：2022年5月29日（日）21時〜23時
放送チャンネル：フジテレビTWO ドラマ・アニメ
出演：加藤和樹& THE DRASTICS / JOKER / 吹野クワガタ（Piano）
番組URL：https://otn.fujitv.co.jp/KK15/