アンニョンハセヨ! 加藤和樹です。
韓国に興味津々の僕による連載コラム、加藤和樹の『#だからKOREA』にようこそ! コラム2回目のテーマは、韓国旅行に行ったらきっと誰もが目的第一とする、そう、韓国ゴハン! まあ僕の場合、10月30日のイベントでもお話したんですけど、渡韓の主要目的はやっぱりミュージカル観劇とヴォイス・トレーニングなんですよね。いわゆる名所観光やショッピングとかはスルーして来たので、イベントではゲストの愛希れいかさんに、韓国の美味しいモノなどいろいろと教えてもらいました(愛希ちゃん、まだ二回しか渡韓していないのにメッチャ食べてましたね……)。でも僕も一応、現地で韓国グルメは堪能して来ているんですよ。なぜかと言うと……。
以前、『赤い糸の女』という昼のドラマで、韓国の有名なヴァイオリニストのKoNさんという方と共演して、仲良くなったんですね。それ以来、韓国に行くたびにいつもKoNさんに会って、一緒にご飯を食べているんです。ドラマで共演した時は知らなかったんだけど、実はKoNさんってスゴい人なんですよ。
まず驚いたのは、ミュージカル『フランケンシュタイン』の作曲家イ・ソンジュンさんの大学の先輩だと聞いて、びっくりして。KoNさん自身もミュージカルの主演をやられていたり、もちろんパク・ウンテさんとも友達で。一緒に『フランケンシュタイン』を観に行ったんですけど、終演後にはフツーに楽屋に入って行くんですよね。そしてキャストの皆さんがKoNさんに挨拶をするという……。あれ、俺、ひょっとしてとんでもない人と友達なんじゃないか!?って、そこで初めてKoNさんのスゴさを知ったんです(笑)。
KoNさん(写真右)と韓国版「フランケンシュタイン」を観劇(2015年) ※写真提供/(株)アシスト
でもいつも気さくに、フレンドリーに接してくださって、毎回美味しいお店に連れていってくれるんです。焼肉やホルモンの店、あとチヂミのお店ばかりが並んでいる“チヂミストリート”みたいなところに連れていってくれて、青唐辛子のチヂミとか、今までに食べたことのないいろんな種類のチヂミを食べさせてくださったり。ソウルは夜遅くまで開いているオシャレなカフェが多いので、食後は必ずお茶をしに行く…というのがいつものコース。なので、自分でココに行こう~と計画するわけじゃないけど、KoNさんのおかげで結果的に韓国の美味しいモノをしっかり食べているという、幸せな俺自慢でございました(笑)。
もともと韓国のご飯がすごく好きで、日本でも一時期、サムゲタンとかスンドゥブにハマっていた時がありました。スンドゥブはいまだに自宅でも作りますね。小さい土鍋があるので、それに冷凍の海鮮をドシャ~ッと入れて、出汁をとって、豆腐を丸ごと一丁入れて、野菜を入れて…。簡単でヘルシー、代謝も上がるし、寒い日に体をガッとあっためたい時にはスンドゥブが一番ですよ。行きつけの韓国料理屋さんで作り方を教えてもらって、自分でキムチを漬けたこともあります。よく作るのは長芋のキムチとか裂きイカのキムチ、あとキュウリも。日本人の舌に合うようにするには、隠し味にちょっとだけ麺つゆを入れるといい、と教えてもらいました。ただ辛いだけじゃない、味に丸みが出る感じになるんですよ。韓国で食べるんだったら、やっぱり普通の白菜キムチが美味しいですね。あと、あまり日本では食べることのないあっさりとした水キムチ。向こうでは必ずと言っていいほど、どの食事にもそういったキムチがついてくるのが嬉しいですよね。韓国の人たちにとっては切っても切り離せないものなんだな~ってあらためて思います。韓国の俳優さんたちも、あのエネルギッシュな表現の源について「僕らはキムチを食べているから~」って言っていましたね。
10月30日のイベントに来てくださった方、また韓国観光公社のYouTubeチャンネルでイベント動画を見てくださった方はおわかりだと思いますけど、あの日、韓国からリモートでゲスト出演してくださったミュージカル俳優のKAIさんも、おすすめの韓国グルメをいくつか紹介してくださいました。
済州島の“青ミカン蕎麦” ※写真提供/EMKエンターテインメント
済州島の“青ミカン蕎麦” ※写真提供/EMKエンターテインメント
麺好きな僕としては、済州島の“青ミカン蕎麦”は気になりましたね~! 韓国だとやっぱり冷麺、あとインスタントラーメンが思い浮かぶけど、日本の蕎麦も食べるんだなと。韓国で日本食が流行っているのは以前に行った時に知っていましたし、韓国の友達が日本に来た時も「お寿司を食べたい」って言っていたから、日本食が好きな人は多いんでしょうね。でもあの青ミカン蕎麦は、ちょっと日本では見かけない感じで、スープがシャーベット状になっている印象でした。暑い日にかき込みたくなるヤツですね、あれは(笑)。あ~もう想像するだけで爽やか~。
それから、あの時に話題にしたマヌルパン! ええ、僕がずっと気になっている、ソウルで流行っているというマヌル=ニンニクのパンですよ。パンの中にニンニクがしみ込んでクリームチーズが入っていて甘じょっぱいという……もう美味しくないわけがないっ!
made in JAPANのマヌルパン ※写真/上野紀子
パンはさすがに作ったことがないけど、マヌルパンを食べてみたくて思わずレシピを探してしまいました(笑)。たぶん作れると思うんですけどね。もし実行したら、またご報告させていただきます(笑)。あと韓国では、まだ市場に行ったことがないんですよね。台湾の夜市で食べ歩きをしたことがあるけど、韓国でも市場を覗いて、食べ歩きとかしてみたいですね。
食べる話ばっかりしてたら、お腹がすいてきました~。次回のテーマは、おそらく皆さん大注目のアレです。そう、韓国に行ったらお土産にははずせないアレです。フフフ。どうぞご期待ください~次回もお楽しみに♪
聞き手/上野紀子(演劇ライター)
加藤和樹(KATO KAZUKI)
2005年ミュージカル『テニスの王子様』で脚光を浴び、2006年4月Mini Album『Rough Diamond』でCDデビュー。毎年CDリリースや日本武道館他日比谷野外音楽堂など毎年単独ライブや全国ライブツアーを開催するなど、音楽活動を精力的に行っている。2009年からは韓国、台湾、中国でCDデビューを果たし、上海や北京、韓国でもライブを行ない雑誌の表紙などを飾るなど海外にも活動の場を広げる。俳優としてはドラマ・映画・舞台のほか、最近ではミュージカルや声優としても活躍している。
2021年4月アーティストデビュー15周年を迎え、『ローマの休日』ジョー・ブラッドレー役、『BARNUM/バーナム』フィニアス・テイラー・バーナム役の演技に対して第46回(2020年度)菊田一夫演劇賞受賞。2021年12月ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター北斗の拳』にトキ役で出演、2022年2月-3月『冬のライオン』に出演が決定している。
一発録りでライブ感満載に仕上げたベストアルバム『KKベストセラーズll』をリリース、11月14日から全国ツアーに挑む。
NEWS
Piano Live Tour2021最終日となる大阪公演、そして、2年ぶりLive”GIG”Tour 2021REbirth最終日の豊洲公演の生配信決定!!
【タイトル】 Kazuki Kato Piano Live Tour 2021(生配信)
【公演日】 2021年12月19日(日)
【会場】 心斎橋 JANUS
【開演】13:00
※販売終了しました※
【配信プラットホーム】 PIA LIVE STREAM
【配信チケット】 視聴券:4,000円 ※12月26日(火)21時まで購入可能♪
https://w.pia.jp/t/kazukikato-pls/
※2021年12月26日(日)23:59まで視聴可能
※同日の第二部配信はございません。
韓国観光公社Information
PODCAST
ニッポン放送×マチ★ソワWEB
「加藤和樹の#だからKOREA」
番組URL
https://podcast.1242.com/show/machisowa/
Podcast(ポッドキャスト)は、無料でダウンロード可能。
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