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【製作記者会見】ミュージカル『レイディ・ベス』▷フレッシュな顔ぶれで臨む〝2026年の新しい物語〟

ミュージカル『レイディ・ベス』の製作記者会見が昨年12月に東京都内で行われました。エリザベス1世の波乱の人生を描いた歴史ロマンが、さらに進化して待望の再演を果たします。会見では、タイトルロールのベス役にダブルキャストで挑戦する奥田いろはさん(乃木坂46)、小南満佑子さんをはじめ、ロビン役(ダブルキャスト)有澤樟太郎さん、手島章斗さんらフレッシュな顔ぶれがそろい、意気込みを語りました。

本作は、16世紀のイギリスで約45年の長きに渡り英国に繁栄をもたらした女王・エリザベス1世の半生を大胆な解釈で描き出す、歴史ロマン大作ミュージカルです。『エリザベート』『モーツァルト!』などの名作を生んだ巨匠ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイの両氏と、日本ミュージカル界のヒットメーカー小池修一郎さんがタッグを組み、2014年に帝国劇場で世界初演を迎え、2017年に再演。そして2022年にはスイスでの上演を果たし、今回、2026年の上演が決定しました。

終始和やかな雰囲気のなか行われた会見では、演出・訳詞・修辞を務める小池さんが『レディ・ベス』から『レイディ・ベス』にタイトルが変わった背景のひとつについて「ベスは(王妃だった母親を処刑され)「プリンセス」という称号を剥奪されて「レイディ」と呼ばれていた。プリンセスではなくなった少女がやがて「クイーン」になる。そのプロセスが描かれている物語であるということもあって、あえて『レイディ・ベス』というタイトルに改めていたしました」と説明しました。

作品の内容についても「ベスの生き方という主張がすごく強く前に出るように直されている。ちょうど日本も女性の宰相が誕生したが、若い女性のリーダーがいかにして国を引っ張っていく立場になっていくという物語として見ていただけるのでは」と〝2026年の物語〟であることを強調。さらに新しい顔ぶれにも「大変フレッシュな新しい方々だが、ポテンシャルが非常に高い。彼らから刺激を受けて、改めて新しい『レイディ・ベス』を皆様にお届けできれば」と期待を込めました。

タイトルロールの奥田さんは「私自身もベスの物語、ベスと一緒にたくさん成長したい」、小南さんは「私もいろはちゃんと同じようにグランドミュージカルの初出演、初座長ということで、本当に今日という日を迎えるのが本当に緊張して、さっきも『ド根性ガエル』ぐらい心臓がドキドキしてたんですけど、こうして皆様の前でお披露目することができてすごく嬉しい」と緊張感をにじませながらもあいさつ。

互いの印象について問われると、「満佑子さんはもうすでに頼りにさせていただいていて、すごいしっかりされているイメージがある。たくさん隣で学ばせていただこうっていう気持ちでいっぱいです」(奥田さん)、「私のデビューの時とちょうど今のいろはちゃんが同じくらいの年齢なので、感慨深いです。最初のすごく可愛らしい印象から、打って変わってすごくしっかり者という印象を私は持っているので、こちらこそ頼りにさせていただくことがたくさんあると思います。一緒に頑張りましょう!」と語り合いました。

ベスと思いを交わす吟遊詩人の青年、ロビン・ブレイクを演じる有澤さんは「今日はカメラの台数もすごくて、2026年版『レイディ・ベス』への期待を肌で感じています。きっと作品を愛して待ち焦がれた方がたくさんいらっしゃる。その方のあの瞬間の感動をもう一度呼び覚ませるような、そんな心に残る作品を届けたい。また、今回新たにこの作品と僕たちと出会ってくれる皆様に、心に残る、衝撃を与えるような作品を僕たちが作らないといけないなというプレッシャーもすごく感じていますが、僕たちならできると思っています!」と力強く語りました。

同じくロビン・ブレイク役をダブルキャストで演じる手島さんは「たくさんの方に愛されてる作品だと思うので、丁寧に真摯に務めていきたい。この役に決まった時は率直にすごく嬉しかった」と振り返りつつ、「今回クンツェさんとリーヴァイさんの曲ということで、全曲見させていただいたんですけど、曲が本当にたくさんいろんな曲調があって、僕が思っていた『ザ・ミュージカル』みたいな感じの掛け合いがとても多かったので、僕自身そこがすごく楽しみだなと思っています」と楽曲の魅力を紹介しました。

お互いの印象については「僕にはないそういう男らしさと色気を持っている」(有澤さんから手島さん)「顔が小さくて足が長い!股下何センチあるの?っていうぐらい(笑) でも喋っていくと、すごく自然体で。さっきも一緒にハイタッチなんかしちゃったり」(手島さんから有澤さん)とすでにすっかり打ち解けた様子を明かしました。

レイディ・ベスの異母姉であり、イングランド女王であるメアリー・チューダーを演じる丸山礼さんはミュージカル初挑戦。「普段はサバサバしているような私なんですけれども、そういった面も小池さんは見てくださって、『ぜひオーディションにどうですか』とお声がけいただきました。ミュージカルというこれまで経験がないジャンルのお仕事だったので不安もありましたが、同時に、芸歴が10周年を超えて何かに挑戦してみたいなという気持ちがあった。一生懸命やりきりたいなと思っています」と語り、会見中も持ち前の気遣いと明るさで場を盛り上げていました。

同じくメアリー・チューダー役をダブルキャストで演じる有沙瞳さんは「小池先生と2年半ぶりの作品をご一緒できるということが本当に嬉しくて。宝塚歌劇を卒業してからも先生の作品に出たかったので、その夢が一つ叶ったのと、リーヴァイさんの代表作に出させていただける、そしてほとんど初めましての皆様と一つになって作品を作れることが本当に嬉しく思います」と感慨深げ。

おふたりもすっかり仲が良い様子で、「有沙さんはもう『師匠』というか『仙人』というか。右も左も分からないんですけど、全てを1から教えていただいて。あと初めてお会いした時に、お互いの生まれ故郷のお菓子を交換するという『儀式』をやらせていただきました。『鼻が似ている部族だな』とも勝手に思っています」と丸山さんがいえば、有沙さんも「鼻が似ている…そうなんですかね、初めて思いました(笑)」と笑いつつ「素晴らしく歌われてて、それぞれが思うメアリー像を一緒に考えて作っていけたらいいなって思っています」と話しました。

スペイン王子でメアリー・チューダーの夫であるフェリペを演じる内海啓貴さんは「まさか神奈川の田舎出身の男がスペイン王子になるとは思いませんでした(笑)。今回のこのフェリペを通してまた新しい内海啓貴を舞台上でお見せできたらなと思います。色気ムンムンでがんばりたい」、松島勇之介さんも「装いも新たにこうやって『レイディ・ベス』が帰ってきて、このフレッシュな皆様の中で、僕が誰よりもフレッシュにたくさん学び、そして挑戦し、この物語、この作品の一ピースとして務められるよう精一杯頑張ります」とそれぞれ意気込みました。

お互いについては内海さんが「本当に真面目で誠実。あと今日、楽屋で準備してたAirPodsのケースがお揃いだったんですよ!色違いで。しかも店舗とかに売ってないネットで買う本革のやつで。それを選ぶ価値観が似ているということは、フェリペを共有できるんじゃないかと思っております」とのエピソードを明かし、松島さんは「今回初共演ということで、本当に3〜4回しかお会いしたことがないと思えないくらいラフに話しかけてくださる方で。高校時代からの先輩後輩かのような、そういう心の安らぎがあって、でもいざ稽古が始まればアドバイスをいただいたりしている。本当に頼りになる方です」と答えました。

歌唱の公開もあり、内海さんと松島さんがスリリングな掛け合いを披露。

有沙さんと丸山さんは迫力たっぷりに歌い上げます。

登場するだけでぱっと華やかになる有澤さんと手島さんは会場を若々しいエネルギーで満たします。

奥田さんと小南さんは、初々しいなかにも女王のりりしさを表現しながら、それぞれの歌声で魅了しました。

豪華な衣裳もあいまって、2026年の新しい『レイディ・ベス』への期待が高まる会見となりました。
 

取材・文/塩塚 夢(産経新聞社)
撮影/桐原正道(産経新聞社)

Stage Information

ミュージカル『レイディ・ベス』

脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽・編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
演出・訳詞・修辞:小池修一郎
オリジナル翻訳:薛珠麗
翻訳:増渕裕子

レイディ・ベス:奥田いろは (乃木坂46)、小南満佑子
ロビン・ブレイク:有澤樟太郎、手島章斗
メアリー・チューダー:丸山礼、有沙瞳
フェリペ:内海啓貴、松島勇之介
シモン・ルナール:高橋健介
スティーブン・ガーディナー:津田英佑
キャット・アシュリー:吉沢梨絵
アン・ブーリン:凪七瑠海
ロジャー・アスカム:山口祐一郎、石川禅  ほか

公演日程
【東京】2026年2月9日(月)〜3月27日(金) 日生劇場
【福岡】2026年4月4日(土)〜13日(月) 博多座
【愛知】2026年5月3日(日・祝)〜10日(日) 御園座

公演公式サイトはこちら

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