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【会見レポート】ミュージカル『マタ・ハリ』初日前囲み会見

2018年に日本で初めて上演され、多くの観客を魅了したミュージカル『マタ・ハリ』。2021年の再演を経て、今回が3度目の上演となります。2025年10月1日(水)の東京・東京建物 Brillia HALLを皮切りに、大阪、福岡と3都市を巡演します。

今回、タイトルロールとなるマタ・ハリ役には柚希礼音さん、愛希れいかさん。ラドゥー大佐とアルマンの2役を務めるのは加藤和樹さん、ラドゥー役に廣瀬友祐さん、アルマン役に甲斐翔真さん。さらに訳詞・翻訳・演出の石丸さち子さん、作曲のフランク・ワイルドホーンさんが9月30日(火)に東京建物 Brillia HALLで行われた初日前囲み会見に登壇しました。

舞台は1917年、第一次世界大戦下のパリ。
エキゾチックな踊りで人々を魅了し、女スパイとして世界を翻弄した伝説の舞姫マタ・ハリの数奇な半生、愛と情熱を、ワイルドホーンさんの楽曲とともに描いています。

2016年に韓国でオリジナルミュージカルとして誕生した本作。今回は日本で初披露となる新曲も追加され、より一層深みを増した『マタ・ハリ』として帰ってきます。

3度目のマタ・ハリ役を務める柚希さんは「大好きな作品にまた挑戦できることを本当にうれしく思う。この公演のために歩んできたので、フランク・ワイルドホーンさんの楽曲に乗せてマタ・ハリという作品の感動をお客様に届けていきたい」と笑顔で意気込みを語りました。

再演に続き2度目の挑戦となる愛希さんは、「衣装係のアンナ(春風ひとみさん)から言われるセリフ『生き抜くんです、生き抜いてこそマタ・ハリでしょ』のように、マタ・ハリとして人生を生き抜くことを一番大切にしてきた」と思いを込めました。

7年ぶりにラドゥーとアルマンの2役を演じる加藤さんは、「『マタ・ハリ』という作品が持つエネルギーを体に染み込ませていった。初日を迎えるにあたって非常にワクワクしている」と初日への思いを口にしました。

初参加となるラドゥー役の廣瀬さんは、「作品を1回しか観れない方もいれば、これが最後の観劇になる方もいるかもしれない、というワイルドホーンさんからのメッセージを胸に1公演1公演、命を懸けて望んでいきたい」と力強く決意を示しました。

同じく初出演となるアルマン役の甲斐さんは、「『マタ・ハリ』は初演・再演と観客として観劇しており、大ファンで夢の舞台。公演中はアルマンに甲斐翔真を育ててもらいながら頑張っていきたい」と新たな挑戦に意欲を燃やしました。

日本版『マタ・ハリ』の生みの親ともいえる演出の石丸さんは、「再々演ができる喜びの中で、どんなふうにこのマタ・ハリを新しく作るのか、ゼロからまた立ち上げるつもりでいたら、何よりも俳優たちがものすごくゼロから新しく役を立ち上げる意気込みに満ちていた」とキャスト陣に大きな期待を抱いていたそう。

「稽古中、新しく役を模索しようとする人と新しく役を立ち上げようとした人が出会った時(素晴らしい新しいキャストを迎えられたので)、演劇って素晴らしいな、人が作る芸術なんだなと思える素敵な瞬間があった。マタ・ハリがまた強度を増した気がした」と稽古場の熱気を語ります。

美しく壮大な音楽を創り出す作曲家のワイルドホーンさんは、「マタ・ハリの人生を演劇にたとえてみた。彼女の人生は現実よりもドラマチックで演劇的だったと思っているので、それを音楽にも込めた」と楽曲に込めた思いを教えてくれました。

聴く人すべてを惹きつける楽曲と繊細に登場人物の心の動きを映し出す演出、そして豪華なキャスト陣が織りなす化学反応。新たな進化を遂げた『マタ・ハリ』の世界をぜひ劇場で体感してください!
 

取材・文/マチ★ソワスタッフ
撮影/吉原朱美

Stage Information

ミュージカル『マタ・ハリ』

脚本:アイヴァン・メンチェル
作曲:フランク・ワイルドホーン
歌詞:ジャック・マーフイー
オリジナル編曲・オーケストレーション:ジェイソン・ハウランド
訳詞・翻訳・演出:石丸さち子

マタ・ハリ:柚希礼音/愛希れいか
ラドゥー/アルマン:加藤和樹(回替わり)
ラドゥー:廣瀬友祐
アルマン:甲斐翔真
ヴォン・ビッシング:神尾佑
アンナ:春風ひとみ  ほか

公演日程
【東京】2025年10月1日(水)~14日(火) 東京建物 Brillia HALL(豊島区立文化芸術劇場)
【大阪】2025年10月20日(月)~26日(日) 梅田芸術劇場メインホール
【福岡】2025年11月1日(土)~3日(月・祝) 博多座

公演公式サイトはこちら

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