産経新聞社では、エンタメプロジェクト「マチ★ソワ」で連載中のコラムと連動したリアルイベント「小林唯のGood Vibes ★ Talk & Songs」を2月19日と20日、東京・代々木公園のHakuju Hallで開催しました。今回のイベントでは、「Good Vibesをもらうのは何よりも人!」という小林さんがラブコールしたゲストとの共演も大きな楽しみのひとつでした。『レ・ミゼラブル』で共演中のゲストが駆けつけてくれた今回のイベント。2月20日は警部・ジャベール役の石井一彰さんが登場しました。
小林さんが「ヤベー奴を紹介します!」と呼び込むなり、「ユイ、ユイ、ユイ、ユイ、小林唯!」と〝唯コール〟をしながらステージに現れる石井さん。

さらに小林さんからの質問に答える【グッッと素顔に迫る! Good Vibesクエスチョン】コーナーでは「1週間時間ができたらどこに行きたい?」「唯くんと温泉に行きたいです!」と即答するなど、〝唯くんLOVE〟ぶりを炸裂させ、小林さんも思わずたじたじになる場面も。その端正なたたずまいから貴公子のようなイメージのある石井さんですが、爆笑トークとのギャップがたまりません。

このコーナーでは、「小学校の頃が一番モテた」という石井さんのバレンタインのエピソードにちなんで、学生時代の貴重なショットも特別に公開!

黒歴史だという中学生時代の石井さんが険しい表情を浮かべる写真には、「これは何をにらみつけてるんですか!?」など、小林さんの突っ込みが冴えわたります(笑)。
また、昼公演では2月27日生まれの小林さん、4年に一度のうるう日(2月29日)生まれの石井さんのお誕生日をお祝いすべく、ケーキが登場するサプライズも。


石井さんは「僕はいま10歳なんです。こんなに頑張っている子役はいないでしょ?」と独特のコメントを披露。そんなマイワールド全開の先輩・石井さんを、時にのっかり、時に突き放しながら操縦する後輩・小林さん。互いを深く知り合っているからこその絶妙な関係値です。
トークコーナーでは終始笑いに包まれていましたが、石井さんがソロでStardust Revueの「木蓮の涙」を歌い始めると、一瞬にして場の雰囲気が変わります。

愛する人との永遠の別れを描いた切ないラブソングを、ほろほろと歌い上げる石井さん。まるで一本の映画を観ているかのようなドラマティックな歌唱に、思わず目元を抑える人も。
小林さんとのデュエットは、まずミュージカル『RENT』から「Seasons of Love」。おふたりの声質が本当に合う!完璧なハーモニーに聞きほれてしまいます。お互いに目を合わせながら歌い上げる姿には、年齢を超えた友情とリスペクトが満ち溢れていました。
続くCHAGE and ASKAの「LOVE SONG」では、「僕は君が好き」の歌詞にあわせて、お互いを指さしあう粋なパフォーマンスにキュンとしてしまいました。バレンタインシーズンらしい、華やかな雰囲気の2曲でした。

石井さんは「稽古場で初めて唯の声を聴いたとき、『ああ、好きな声だな。一生ついてく!』って思った」という〝唯ファン〟。終演後には「台本のめくり方をもっと工夫したほうが…(笑)」と小林さんにアドバイスを送りながらも「デュエットも、唯の心地よい声を隣で聴きながら歌えて、とても気持ちよくて…。前日の夜に唯から『気楽にやってください』とLINEが来たんですが、その言葉通り、トークもとても楽しめました。楽しすぎて、このテンションで舞台(レ・ミゼラブル)に行っちゃいけないなと…(笑)。ファンのみなさんも唯をすごく応援してくれている感じが伝わってきました」と感想を語ってくださいました。
19日の山田さん、20日の石井さん、そして小林さん。それぞれ独自のスタイルを持つ俳優(アーティスト)が出会うことで生まれる贅沢な化学反応は、眼福ならぬ「耳福」。会場を出るときは、自分の心も体もポジティブなパワーでみなぎっているような気持ちに。自分を信じ、全力で人生を楽しむ前向きな姿勢から元気をもらえました。まさに〝Good Vibes〟に満ちた2日間のステージでした。
取材・文/塩塚 夢(産経新聞社)
撮影/吉原朱美
ヘア&メイク/杉野智行
スタイリング(小林 唯)/塚本隆文
スタイリング(石井一彰)/STYLIST 奥田ひろ子
小林 唯(Kobayashi Yui)
1993年2月27日生まれ。兵庫県出身。大阪市立咲くやこの花高校演劇科卒業。
2013年劇団四季研究所入所。同年9月に『コーラスライン』で初舞台を踏み、その後『キャッツ』(スキンブルシャンクス役)、『アラジン』(アラジン役)、『パリのアメリカ人』(アンリ・ボーレル役)、『美女と野獣』(野獣役)など数々の作品で主要な役を務め、2023年に退団。
幅広い音域での高い歌唱力を武器に今後の活躍が期待される。劇団四季退団後、ミュージカル『この世界の片隅に』(水原哲役)に初出演した。
2024年12月-2025年6月ミュージカル『レ・ミゼラブル』にアンジョルラス役で出演。8月-9月にミュージカル『ジャージー・ボーイズ』に出演することが発表された。
石井一彰(Ishii Kazuaki)
>東京都出身。学習院大学卒業、東宝ミュージカルアカデミー1期生。2007年ミュージカル『レ・ミゼラブル』でデビュー。15年に「科捜研の女」でテレビドラマ初レギュラー出演を果たすなど、舞台を中心にTVや映画などでも活躍中。近年の主な出演作に、舞台:『SMOKE』、『ダーウィン・ヤング 悪の起源』、『ラヴ・レターズ~2023 Spring Special~』、映画:「邪魚隊/ジャッコタイ」、「フレイル」、「科捜研の女 -劇場版-」、TV:「忍者に結婚は難しい」(CX)、「十三人の刺客」(NHK) 、「科捜研の女」シリーズ(EX)など。17年ぶりに『レ・ミゼラブル』に初のジャベール役で復帰。
実施概要
『小林唯のGood Vibes★Talk&Songs』
日時:2025年2月19日(水)・20日(木) 各日ともに14時/19時開演
会場:Hakuju Hall(東京都渋谷区富ケ谷1丁目37-5)
内容:トーク&歌
出演:小林 唯
ゲスト:2月19日(水)山田健登、2月20日(木)石井一彰
演 奏:大貫祐一郎(Piano、編曲)
料金:全席指定 9,800円 ※未就学児入場不可
企画・主催:産経新聞社